医院案内地図診療案内症状からみる病名チェック役立つ医学情報・Q&A趣味の部屋
リンク
| 無料健康診断掲示板お問い合せ
 症状からみる病名チェック
◆くびや肩の痛み ◆腰痛やあしの痛み ◆脊柱変形 ◆背部痛・胸壁痛 ◆脊髄麻痺
◆手のしびれ感と上肢の麻痺 ◆肩の関節の痛みと機能障害 ◆肘の痛みや変形 ◆手首の痛みや変形 ◆手の指の痛みや変形と機能障害
◆股関節部痛・機能障害 ◆膝関節部痛・機能障害 ◆股関節部から足先までの下肢のしびれ、知覚異常 ◆下腿部痛・足関節部痛

 
下腿部痛・足関節部痛
腰椎椎間板ヘルニア 腰痛・下肢痛の原因疾患。最初は腰痛、間もなく片側性の下肢放散痛、増悪と緩解を繰り返す。時に歩行困難。下肢の知覚運動障害。
シンスプリント
(過労性脛部痛)
Shin splintsは下腿内側の中1/3〜下1/3あたり特に下1/2あたりが痛む。陸上競技の練習をはじめたばかりの時期、ランナーに多く。使い過ぎと硬い路面が関係していると思われる。治療は、日常生活での制限はないが、スポーツ活動は休止し、安静をとる。アイシング、筋力強化により、荷重により脛骨に加わるストレスを軽減させる。ストレッチにより、筋、腱、腱膜の脛骨に対する張力を弱めることができる。踵部のクッションのよい靴を履くように指導する。
脛骨疲労骨折 発生部位は上中1/3、中央1/3、中下1/3にみられ、上中1/3、中下1/3は疾走型脛骨疲労骨折といい、長距離走者に多く見られる。中央1/3にみられるものは跳躍型疲労骨折と呼ばれ、ジャンプ種目に多く発生する。
治療には完全な安静が必要で、痛みがなくなるまで数週間練習を中止させる。
コンパートメント症候群
(筋区画症候群)
走りすぎたせいか、ふくらはぎがパンパンに腫れて、締め付けられるように痛む等 の症状がみられる。
コンパートメント症候群とは、骨、骨間膜、筋膜などの隔壁により閉ざされた部屋(コンパートメント)の中の圧力が高まる状態である。打撲などでコンパートメントの中の筋肉が腫れると、圧が高まり、血行障害が生じる。血行が障害されると、筋肉はさらに腫脹して圧が高まるという悪循環に陥る。ついには圧が動脈圧を越えて阻血が生じ、筋肉は壊死に陥る。この悪循環を断つために、悪循環の生じたコンパートメントは全て、切開、開放して圧をさげる。
足背動脈や後脛骨動脈の拍動があるからといって放置して、適切な手術の時期を逸しないように注意が必要。これは下腿での動脈本幹の圧は約100mmhgとされ、これに対し、細動脈圧は20〜30mmhgといわれます。なんらかの原因で末梢の組織圧が30mmhg以上になると足背動脈の拍動は触れるものの筋内に分布する細動脈は閉塞してしまうために筋、神経の阻血状態をおこすからです。
下腿筋膜裂傷
(肉ばなれ)
ダッシュしたらふくらはぎが急に痛くなって走れなくなった等 で非常によくみられます。

肉ばなれは、筋肉が瞬間的に強く収縮した結果、その強い引っ張り力によって、その筋肉自体が断裂するものです。肉ばなれといっても、筋肉のごく僅かの小さな線維が断裂している程度から、筋肉が大きく断裂している重症のものまであります。

 もし筋肉の損傷がごく軽度であれば、1週間もすれば競技ができるでしょう。しかし、受傷した時の症状で損傷の大きさを判断することはできません。受傷直後は痛みがあまり無くても、時間の経過とともに血腫が形成されて腫れや痛みが強くなり、関節の動きが制限されてくる場合が少なくありません。
 そこで、肉離れを起こしたら、軽視することなく、応急処置の原則である,“RICE”(⇒役立つ医学情報の「スポーツで怪我をしたら、、、」の項参照)を行って、血腫や腫脹を最小限にすることが大切です。無理をすれば、さらに損傷は大きくなります。
治療は、初期(2〜3週)には痛みを伴う動作を避けるようにすることが損傷の拡大を防ぐ為に大切なことです。その期間が過ぎて、関節の動きが良くなり、ストレッチングをしても痛みが伴わなくなったら、徐々にスポーツ復帰していきます。この場合、損傷を受けた部分は筋肉の伸展性が不十分なために負担がかかって再断裂しやすいので、段階的な復帰が特に望まれます。

前脛骨筋の筋膜裂傷や筋腹の部分断裂は稀ではあるが癒着のため足関節の背屈制限をきたすこともあるので注意が必要。

有痛性筋痙攣

こむらがえり
 ふくらはぎや足の裏の筋肉、ふとももの筋肉などが突然痙攣を起こし、痛みを伴うことをこむら返りといいます。健康な人では冷たいプールで水泳などの運動をしている最中に起こしやすいですが、老人では少しの運動をしたあとや、夜間睡眠中にもよく生じ苦痛を伴います。

 こむら返りの多くは原因不明です。しかし、こむらがえりが症状としておきやすい病気に以下のものが挙げられます。
(1)高ナトリウム血症、低カリウム血症、低カルシウム血症などの電解質代謝異常、
(2)不安定狭心症、難治性うっ血性心不全、
(3)肝機能障害、
(4)アルコール依存症、
(5)多発性ニューロパチーのビタミンB1欠乏状態、
(6)胃摘出術後の方

〈対応と注意点〉
 現在、電気生理学的にはこの現象を明確にとらえることは困難ですので、患者さんの主訴を中心に診断し、治療するという場合が多くあります。こむら返りは、病院を訪れるときにはすでに消失していますから、その症状を詳しく述べることが診断の助けになります。

〈予防〉
 予防は筋肉を冷やさないように、また過度に使用しないようにします。老人の場合は、散歩のあとやゲートボールの試合のあとなどに生じる場合が多いようです。寝るまえに少しマッサージやストレッチをするのもよいでしょう。起きてしまったら、筋肉を伸展させるようにします。
 糖尿病の人に筋肉が″ツル”という症状がよくでます。これも一種のこむら返りです。糖代謝の改善をはかることや筋弛緩薬などが効果的です。

 低カルシウム状態や低マグネシウム血症でも生じますので、カルシウムを含有する小魚類や、マグネシウムの多く含まれている海藻類、玄米を食べるようにすることがすすめられます。カルシウム(Ca)は、マグネシウム(Mg)の吸収を助けるのでこむらがえりの予防に役立つといわれています。

 また、利尿薬の過剰使用により誘発される場合もありますので、使用薬物に注意します。

 まれですが脊髄疾患により生じることもありますので、頑固なこむら返りでは一度MRI(核磁気共鳴画像)で検査しておくことをすすめます。

 アルコール中毒者や、胃摘出後に数年たって現れる例もありますので、ビタミンの欠乏にならないようにしておくことも必要です。とくに最近ビタミンB1不足によって生じる場合が増加しているので、下肢にむくみが生じていないか確かめておくことも必要です。

〈治療方法〉
 抗痙攣薬、筋弛緩薬、精神安定薬、マグネシウム剤が用いられます。
夜間の頑固なこむら返りには、マラリアの治療薬である硫酸キニーネを就寝時に投与すると改善されるといわれています。しかしながら、硫酸キニーネ服用時は、肝障害の発生など副作用の可能性があります。

また、ビタミンE(酢酸トコフェロール;商品名ベクタン、ユベラ)を摂取する方法もあります。
アキレス腱断裂 階段を駆け上がったら、後ろから、足首の後方をバットで殴られたような感じがして急に痛くなった。
透析患者では歩いていただけでおこることもある。
治療はギプス固定や手術としては皮下縫合術、通常の縫合術などが行われる。
アキレス腱周囲炎 長いことジョギングをしているが、最近走ると、アキレス腱が痛い等 の症状がある。アキレス腱には腱鞘がなくパラテノンという膜に覆われている。アキレス腱に過度の緊張や刺激が加わると、このパラテノンが炎症を起こし、腫脹、線維性の肥厚を起こす。
治療は急性期には安静固定、湿布、よくならないなら、回数限定でステロイドの局注をおこなう。アキレス腱の緊張やストレスを軽減するために踵の高めの靴や踵部にクッション材の使用を勧める。
アキレス腱付着部滑液嚢炎 ゴルフをやりすぎたなどで踵の後ろが痛む。
足関節の後方の滑液嚢炎はアキレス腱により内側と外側にわけられる。
外側アキレス腱滑液嚢は、皮膚とアキレス腱の間にあり靴での圧迫摩擦で炎症を起こす。
治療は靴による圧迫を避ける。よくならないならステロイドの局注をおこなう。
内側アキレス腱滑液嚢は、アキレス腱と踵骨後上部の大結節の間にあり、やはり靴の後上縁に圧迫されて炎症をおこす。踵骨大結節が特に突出しているものはハグルンド病と呼ばれ、これを切除することも稀にある。
 
後脛骨筋腱機能不全症

(PTTD)
数年前から内側のくるぶしの下が腫れて痛かった、最近は外側のくるぶしのほうも痛くなってきた、等 の症状がある。
内踝部で後脛骨筋腱腱鞘に滑膜炎が起こると、後脛骨筋腱は種々の損傷を被る。後脛骨筋腱の機能が障害されると、舟状骨を牽引する力が弱くなり、縦のアーチは低下して、距骨骨頭は内側に移動し、踵骨の上から内下方へ脱転する。これと同時に踵骨は外反し、縦アーチが低下してとなり扁平足となり、前足部は外転し、外反母趾が生じる。そのため起立位で後方から観察すると、踵は「ハ」の字状となり、外転した前足部は踵の影からはみだして小趾側の足趾が余計にみえる。これをtoo many toes signという。同時に片足つま先立ちができなくなる。
治療は初期には内側ウェッジの足底板が効果がある。矯正可能な時期に後脛骨筋腱の移行術、踵骨骨切り術、外側列延長術で外反扁平足を手術的に矯正する。
足関節外側靭帯損傷
●前距腓靭帯損傷
●踵腓靭帯損傷
●後距腓靭帯損傷
前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯をあわせて足関節外側靭帯といい、この順に断裂しやすい。内返し強制で断裂する。
踵腓靭帯の単独損傷はまれである。
治療は初期には3週間のギプス固定を行い、不安定性の残るものには更に3週間の装具固定を行う。
脛腓靭帯損傷 歩いていて足首を返したり、しゃがみこんだり足関節を背屈させると、足関節前面に痛みが残る。尖足位での内返し捻挫で、前脛腓靭帯が損傷したものを放置したためにおこるもので、治りにくい足関節捻挫とされていることが多い。
Maisonneuve骨折 足関節内踝の靭帯損傷に腓骨近位の骨折を伴ったもの、これが疑われる場合には足関節のみにとらわれず、下腿近位部を含めた、レントゲン撮影が必要。
 
距骨外側突起骨折 スノーボードで転倒しひどく捻った。腫れもひき痛みも少なくなったが、体重をかけたり、外側に足首を反らすと外踝の奥が痛い。スノーボードによる足関節捻挫ではレントゲンで距骨外側突起を注意して読影する。疑わしい場合はCTを撮る。
新鮮例では6週間のギプス固定をする。
この骨折は、踵骨前方突起骨折と同様、なかなか治らない足関節捻挫として見過ごされている場合が多い。
踵骨前方突起骨折 走っていて足を捻った、足の外側が腫れて痛かったが、腫れも取れ痛みも楽になったが、体重を掛けたり足を捻ると痛い。
踵立方関節面の圧迫骨折と、前方突起上縁の二分靭帯付着部の損傷がある。
圧痛部位を踵骨前方突起、立方骨関節面、距骨外側突起に探す。
距骨外側突起骨折、立方骨圧迫骨折と並んで、捻挫とまちがわれやすい骨折である。
立方骨圧迫骨折 足を外側に捻って、足の外側が腫れて痛む。
「クルミ割り骨折」ともいわれ、外返し捻挫の機転で生じる。踵骨に圧迫されて踵立方関節面の軟骨下骨がつぶされる。レントゲンでは踵立方関節面に沿って骨折面をみる。
立方骨剥離骨折 内返し捻挫の機転で、二分靭帯による立方骨の剥離骨折がおこる。外側のくるぶしの約2横指あたりが痛む。
三角骨症候群 ポアント(バレエダンスでのつま先立ち)をしたり、サッカーでボールを蹴ると足首の後ろが痛む。

三角骨は距骨の後方の過剰骨で、正常でも約10%の人にみられる。長母趾屈筋腱溝の外sィ、後突起の後方に位置する。足関節の過底屈で、脛骨後縁と踵骨に三角骨や後突起が挟まれて痛むのを三角骨症候群という。
治療は足関節の過底屈の禁止、ステロイドの注射、痛み止め、温熱療法などを行う。よくならないなら三角骨摘出と長母趾屈筋腱の腱鞘炎を伴うことが多いので長母趾屈筋腱の腱鞘切開術を行う。
 
距骨後突起骨折
(Shepherd骨折)
シェファード骨折とよばれるが、偽関節になると三角骨との鑑別が難しい。
長母趾屈筋腱腱鞘炎
(母趾バネ趾)
母趾を背屈すると、足首の後ろが痛く、コキッと鳴って伸びる。
バレリーナに多くみられる、距骨後方での長母趾屈筋腱腱鞘炎で三角骨症候群と合併して起こることが多い。治療はステロイドの注入をおこなう。
フットボーラーズ・アンクル
(impingement exostosis)
(距骨嘴)
サッカーなどのスポーツ選手で、足関節症の症状がないのに、レントゲンで足関節前方、後方に骨棘がみられる。また足関節前方のimpingement exostosisでは足首を背屈させると足首の前が痛んだりする。過背屈で脛骨前縁と距骨背側が衝突したり、過底屈で靭帯や関節嚢に過度の牽引力が働いたり捻挫を繰り返したためと考えられる。痛みは一種の警報なので注射で強引に痛みを抑えてスポーツ活動を続けさせないようにする。治療は運動を防止するサポーターやテーピングを行う。
伸筋腱腱鞘炎 走ったり、背屈すると足首の前がギシギシと痛い。痛み、腫脹、圧痛、運動痛のほかギシギシという軋轢音が特徴的。
治療は原因となる靴などの圧迫は除去、痛み止め、局所の安静。炎症が強いときはステロイドの注入をおこなう。
距骨滑車骨軟骨障害
(osteochondral lesion:OCL)
何もしないのに、足首の奥が急に痛くなって、しばらくすると自然に痛みが消える。最近頻度が多くなり痛みがなかなかとれなくなった。
距骨滑車の骨軟骨障害で、骨軟骨骨折と離断性骨軟骨炎がある。
骨軟骨障害はなかなか治らない難治性足関節捻挫の最も多い原因のひとつで、レントゲンで見逃されることが多い。
好発部位である、内側外側の隅角のレントゲン正面像を慎重に読影する必要がある。
治療は定期的なレントゲン検査での経過観察。日常生活上に支障がある場合はドリリング、骨片切除、等 を関節鏡下に行う。
変形性足関節症 多くが関節の不適合を残す脱臼骨折、関節内骨折、動揺性を残す足関節外側靭帯損傷の経年的二次性変形性関節症で、原因疾患のしっかりした治療が防止に大切。
保存療法は非荷重運動による下腿筋力の増強、テーピングやサポーターでの安定性の強化。疼痛が強くなれば、距腿関節の固定術を行う。平地歩行に最低必要な10〜20度の底背屈はショパール関節でも代行しえる。人工足関節は関節リウマチなどに限られる。
陳旧性外踝下端剥離骨折 捻挫した後、外踝前下縁の痛みがとれない。
疼痛が頑固な場合、小さい骨片は摘出し、大きければ偽関節の手術をする。小児期に捻挫と診断されている場合、レントゲンに写らない軟骨骨折が、成長の後に骨化して初めてレントゲンで診断可能になる。
腓骨筋腱脱臼 スキーで踏ん張ったら、外踝の後ろで音がして急に痛くなった。足を踏ん張ると足首の外側が急に痛くなって力が抜ける。
治療は急性期には尖足位でギプス固定。習慣性になった場合には腓骨溝や支帯の再建をおこなう。
腓骨筋腱腱鞘炎 踵骨骨折の跡、かかとの外側が歩くと痛む。踵骨骨折で踵骨結節外壁が突出したまま変形治癒すると圧迫されて、狭窄性腱鞘炎を生じる。治療は外壁の突出部を削除する。
足関節滑膜インピンジメント症候群 歩行中に急に足首の前外方がギクッと痛くなる。歩いていてしばらくすると自然に消える。臨床的に特に所見がなく、レントゲンも正常。関節鏡で脛腓間や内踝、外踝と距骨滑車の間に滑膜の挟みこみが確認できる症例がある。知慮は安静固定、痛み止め、ステロイドの注入をおこなう。症状軽快しないなら、関節鏡視下に滑膜切除をおこなう。
 
 
 
 
↑ページトップへ